【1冊目】「さざなみのよる」木皿泉 感想
はい!記念すべき本ぶろぐ1冊目の感想になります^ ^
自分自信初めてのぶろぐ&感想でうまくお伝えできない部分もあるかと
思いますがどうかお付き合い願います。
ではいってみましょー!!
【1冊目】「さざなみのよる」木皿泉
〈著者情報〉
今回読んだ「さざなみのよる」の著者は木皿泉(きさら いずみ)さんです。
この方々は脚本家であり、他の作品では「野ブタをプロデュース」「Q10」などドラマ化された有名作を書かれた方のようです!
どちらの作品も、私自身ドラマをリアルタイムで見ていて堀北真希さんや佐藤健さんを知るきっかけとなったドラマでした。
そして、先ほど この方々 と書いたのですが、実はこの木皿泉さんは「夫婦脚本家」であり和泉務さんと妻鹿年季子さんの共作ペンネームのようです!(木皿泉さんってさん付けあってるのかな?)
読書歴の浅い私としては、衝撃的でした。こんなのもあるんですね〜〜
〈「さざなみのよる」のあらすじ〉
本書のあらすじをザッとまとめてみました↓
43歳にして、癌で自分の生命が危ないことを知らされる ナスミ
この ナスミ が自身の中で「死」に向き合う姿からストーリーは始まります。
そして、ナスミの旦那・姉妹・祖母・元同僚・元恋人とその妻・過去の誘拐未遂犯
など今まで関わってきた人々の思いが書かれていきます。
この登場人物たちの想いが交錯しつつラストには意外な結末が…。
初めてあらすじまとめてみたんですけど、説明が下手すぎてこれであらすじと言えるのか…(笑)
全体のテーマとしては、ナスミのことに関連したお話で綴られていることから「死」を意識して設定されているのではないかと感じました。
〈こんな人におすすめ!〉
・様々な登場人物の視点からストーリーを味わうのが好きな人
・なんとなく気になって、読みたい人
・「死」について少し意識している人・意識したことがある人
個人的には・様々な登場人物の視点からストーリーを味わうのが好きな人 という点について強く感じました。ストーリーの展開的に川口俊和さんの「コーヒーが冷めないうちに」が他の作品として近いと思いました。
いくつかの人物のお話が繋がったときは、ある意味爽快に感じます。
・「死」について少し意識している人・意識したことがある人
といった点についてはそこまで深く考えなくても良いかもしれません。どちらかというっと気軽に読んでみて何かヒントを見つけた時の方が意味があると思います!
〈感想〉
この本を読んだきっかけは本屋さんで大きくピックアップされていて目についたことからでした。「2019年本屋大賞 ノミネート」という言葉に惹かれ読んでみました。
まずストーリー的な感想は、ナスミを中心とした周りの人物の想いに胸がキュッと締め付けられるところがいくつもありました。人が考えていたことが実際の言葉ではなく他の現象でメッセージとして表されていく部分な読みながら少し微笑んでしまいました。
個人的には、姉(タカ子)・元同僚(加藤)の話に特に心打たれたのでオススメです!
そして、内容としては僕は「生きる」ことについて考えさせてもらいました。
あらすじにも書きましたが、本書はナスミの「死」について多くの人物を絡ませながらストーリーは進んでいきます。実際自分が死ぬこと、周りの家族・友人・今まで出会ってきた人が死ぬことなんて日常生活では意識することなどありませんでしたがふと考えてみるとやり残していること・言い忘れていることがたくさんあることに改めて気付きました。
同時に、「死ぬ」ことのイメージ?(うまい言葉が見つかりませんでしもた)が元々四分の中にあったものから大きく変わりました。
この本を読んでいる時、偶然ですが葬儀屋のお仕事をされている方から色んなお話を聞かせていただく機会がありました。
その話とこの本の内容が結びついて思ったことは「 死 は生きていたら必ず来る。実はそんなに怖いものでも壮大なものでもないのかもしれない」ということです。
私自身「死ぬ」ことはすごく悲しくて、本当に来てほしくないことで、つい不安になってしまうことのように思っていました。
ただ、今はお腹が減ってご飯を食べるように、好きな人や大事な人がいるように、疲れると眠くなるように実は普遍的なことなのかなと感じました。
だからこそ、来るもんは来るんだから今何を大事にして生きていくか。死ぬ時に「悔いはないよ」と言えるように動いていくか。
こういった視点を持てました。
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という感じで1冊目の感想を終えたいと思います!
下手な文で申し訳ありませんでしたが、これの記事を読んでくださった方のプラスになっていれば幸いです^^
それじゃあ、、また次の投稿で!